誰そ彼 Vol.08 レポート

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春を迎えたとはいえ夕暮れ以降はまだ肌寒さの残る4月22日、第八回目のお寺の音楽会『誰そ彼』を開催致しました。

今回演奏して頂いた一組目は関西で活躍中のギター/ボーカルデュオshiba in carさんです。『誰そ彼』のために遠方遥々来京してくださったのですが、静謐なギターの音色と美しく真っ直ぐな歌声が東京の誰そ彼時にもとてもマッチしていたと思います。ギターの弦の響きが暮れゆく堂内に伝わり、ノスタルジックでいてどこか異郷の香りもするメロディーが耳に飛び込んできます。その“場”の雰囲気とお二人の放つ静かで強い力に引き込まれてしまいました。ライブ終了後にお二人が握手をなさっていたのも印象的で、非日常への旅から帰ってきたような不思議な安堵感を覚えました。

すっかり夜が降りた光明寺テラスでは神谷町オープンテラスの誰そ彼営業という事で提供されるお酒やお茶をお供に色々な輪が広がり賑わっていました。また、『禅僧の台所』のお坊さん達が腕を揮った[精進おにぎり茶漬け]、[永平寺の胡麻豆腐]なども好評で、少し寒いテラスを暖めてくれました。

堂内に再び目を向けると今度は法話タイムです。いつもは光明寺の僧侶の松本が担当していますが、今回は昨年より『誰そ彼』にスタッフ参加している本願寺職員の杉生慶値さんにご登場頂きました。というのも、shiba in carさんは杉生さんを介したご縁だったのです。shiba in carさんの好演に応えるかのような良い法話でした。
法話に続くのは、同じく誰そ彼仲間であるサーファーズオブロマンチカの宮原秀一さんによるDJです。『誰そ彼』の最も深い時間・空間が紡がれていきます。

そして、20時を迎え闇につつまれた光明寺、唯一眩い光を発する本堂にてニッカーボッカーのライブが始まります。ギター、パーカッション、チューバ、バイオリン、アコーディオンという編成に加え、男女混声ボーカルとなると楽しくないわけがありません。暖かみのある楽器の音が夜のお寺を充たし、お客さん達もにこにこと顔がゆるみます。情景豊かな歌詞はまるで物語を読んでいるかのようで、アンコールまであっという間に時が流れていきました。素敵な演奏をありがとうございました!

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